転職を考えているということは、当然のことながら今の職場をやめる必要があります。理由は何にせよ、職場をやめるということはそう簡単にできるものではなかったりします。特にこれまで大きな問題を抱えてこなかったならなおさらでしょう。本音では「給料が安いのでやめたい」と思っていてもそんなことは言えないですよね・・。でも、転職したいという思いがあるのなら、転職に向けて努力したほうが未来は明るいです。ここでは今の職場をスムーズに退職するための3つのテクニックをご紹介します。
周りの体験者の声を聞いてみる
もし、あなたが今回はじめて転職を経験されるのであれば、まずは同じ業界で実際に転職を経験されている方に相談してみるのが一番いいです。「転職のときに職場に一番気をつけるべきことは?」など率直に疑問に思っていることを相談できるような相手がいるのが理想です。看護師という仕事は転職の多い仕事として知られていますので、40代以降の看護師さんで仲の良い方がいると転職についてのお話を聞けるかもしれません。ただ、色々な方に聞いてしまうと、あの人はいずれ転職するという噂が回ってしまい、現在の職場に居づらくなりますので、できるだけで相談する人数は絞ったほうがいいです。
転職すべき理由を考えておく
転職したい理由は人ぞれぞれです。「人間関係がうまくいかなかったから」「給料が低いから」といった理由が多いのですが、あまり率直すぎる転職理由は述べないほうが賢明でしょう。例えば、給料が低いということが本当に転職理由であれば、「自宅から病院までのアクセスが悪く、帰宅時間が遅くなることも多くなり、通うのが難しくなってきている。勤務地近くに引っ越すにも家賃が高く難しい」といったもっともな理由を多少ウソでもいいので、つくっておくことが大事です。「家族がこれ以上続けることに反対している」といった理由も立派な転職理由になります。「大きな病院でさらなるスキルアップを望みたい」という前向きは理由でもいいと思います。
転職時期に気を使いましょう
労働基準法では退職を伝えるのは「退職の2週間前」と定められていますが、理想は退職日の1〜2カ月前です。シフトで動いている場合がほとんどですから、2週間前に言われると現在の職場に大きな迷惑をかけてしまうことになります。業務の引き継ぎなどもありますので、1〜2カ月前が理想となります。また、時期にもちょっとした注意が必要で、中途採用のニーズが増える3〜4月・9〜10月が転職の時期として向いています。必ずこの時期にとは言いませんが、スムーズに退職・転職するためにも時期についても少し頭に入れておくといいです。
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